IoTエンジニアとは、IoTの製品開発に携わるエンジニアです。プログラミング技術に加えてネットワーク技術やアプリケーション化のスキル、また電化製品への組み込みなど、複数の分野やジャンルに関するエンジニアとしての専門的な知識が求められます。IoTエンジニアの多くは、IoT製品の開発を行う電化製品メーカーのIT部門へ勤務しており、その企業がどんなIoT製品を開発するかによって必要なスキルも変わります。
IoTエンジニアに求められるスキルは、プログラミングスキル以外にも、主に4つあるといわれています。1つ目は、セキュリティに関する知識です。PC以外の電化製品に組み込むため、外部からのサイバー攻撃や情報漏洩に対する対策が必要です。ネットワークエンジニアとしてのスキルがあると良いでしょう。
2つ目のスキルは、組み込みに関するスキルです。IoTは電化製品や家電製品へセンサーなどのパーツを組み込み、ハードウェアやデバイスの制御を行います。組込みに関するプログラミング言語としては、CやC++などが一般的ですが、そのほかにもLinuxやWindowsなどPCの取り扱いや、iOSやAndroidに関する知恵息も必要です。
3つ目のスキルはAIです。機械学習によって収集したデータを可視化した上で、うまく製品へ取り込むための知識やスキルは、IoTエンジニアにとっては必要不可欠なスキルの一つです。
4つ目のスキルは、ネットワークに関するスキルです。IoTの多くは、BluetoothやWifiを介してネットワークへ接続します。そうしたメカニズムや制御するための知識はIoTエンジニアに求められますし、単にインターネットへ接続できるだけではなく、それ以上のスキルが必要です。