Webサイトやアプリを作る際、フロントエンジニアとバックエンドエンジニアという2つの役割があります。それぞれ何をしているのでしょうか?

フロントエンジニアは、主にWebサイトやアプリの「見た目」に関わります。Webサイトを訪れた時に目にするページのデザインや動き、ユーザーが直接触れる部分を作り出しています。たとえば、ボタンを押したら次のページに移動する、画像がスライドする、入力フォームに文字を入れるといった機能もフロントエンジニアの仕事です。つまり、ユーザーの使いやすさや楽しさを追求し、直接的にユーザーの体験を形作る役割を担っています。

一方、バックエンドエンジニアは「見えない部分」を担当します。これは、Webサイトやアプリが動くためのシステムやデータベースの構築、サーバーの管理などを指します。たとえば、ユーザーが入力した情報をデータベースに保存したり、Webサイトに表示する情報をサーバーから取得する仕事です。バックエンドエンジニアは、フロントエンジニアが作った見た目が実際に機能するように、裏側でデータのやり取りを可能にします。彼らの仕事はユーザーからは直接見えないものの、Webサイトやアプリがスムーズに動作するためには不可欠です。

このように、フロントエンジニアとバックエンドエンジニアは、Webサイトやアプリを作る際に異なる役割を持っています。フロントエンジニアが「ユーザーと直接触れ合う部分」を設計し、バックエンドエンジニアが「Webサイトやアプリが内部でどのように動くか」を担当するわけです。一見異なる分野に思えるかもしれませんが、両者は密接に連携し合い、ユーザーに最高の体験を提供するために共同で働いています。